本コンテストには、それぞれのアイデアをもって27社が応募されました。１次の書類選考を７社が通過し大阪のJR西日本本社にて2018年11月に15分間のプレゼンテーションを非公開にて行いました。弊社は、「J-Ride」という名称を付けた車いす自律乗降用の段差解消機型AIロボットを考案しプレゼンテーションを行いました。結果、非常に高い評価をいただき最終2社に選考されました。その後、提案した装置の試作開発に向けての協議をJR西日本様と行いました。様々な経過はありましたが、残念ながらこの「J-Ride」の試作契約には至りませんでした。弊社は、長年車いす利用者の方々と共に培かわせていただいた経験や知識を鉄道車両への自律乗降に生かせればと願っております。今後も何かの機会があれば何かのお役に立たせていただきたいと思います。現在、国土交通省でも2020年に向けて「車いす利用者の車両への自律乗降」の研究会を発足し動き始めています。鉄道車両への自律乗降は様々な課題がありますが、ユニバーサル社会への前進の一つとして実現できたらと思います。「J-Ride」の具体的な内容は、弊社HPの施工例のなかでご説明させていただきますのでご覧いただければ幸いです。
